メチレーション(メチル化)とは
- mykensa
- 2018年5月28日
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メチレーションとは、遺伝子発現を制御するために細胞によって行われるエピジェネティックな作用です。簡単に言うと、メチレーションは、体内の細胞や組織に起こる化学反応であり、炭素原子1個と水素原子3個で構成させるメチル基が、分子に付着する過程のことを言います。メチレーションは、私たちの体において下記のような重要な機能に関連しています。メチレーションは、環境条件に反応し、加齢に伴って劣化するため、様々な加齢性の疾患に関連するといわれています。
治癒
細胞のエネルギー
思考
DNAの修復や発現
遺伝子のオン、オフ
免疫、感染への抵抗
肝臓の解毒
低メチレーション(ハイポメチレーション)
低メチレーションとは、メチレーションが低下している状態を示します。元気が無く車がトロトロ動いている車のような状態を低メチレーション化されていると言います。低メチレーションは、発癌の特徴です。癌に関係している低メチレーションのほとんどは、DNA配列が繰り返されています。低メチレーションは、発癌の早期に見られ、腫瘍の進行に関連していることもあります。
メチレーションはヒスタミンを排除するため、高ヒスタミンレベル場合はメチレーションが低下していることを示します。セロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンの低下も、低メチレーションの特徴です。
低メチレーションの改善には下記をおすすめします。葉酸、ビタミンB12、コリン、ジメチルエチルアミン(DMEA)などにはほとんど反応しません。改善には3〜6ヶ月かかります。ヒスタミンレベルを正常に戻すには、更に時間がかかります。
メチオニン
SAM
マグネシウム
カルシウム
亜鉛
ビタミンB6
イノシトール
高メチレーション
(ハイパーメチレーション、オーバーメチレーション)
高メチレーションとは、メチレーションが過剰な場合を示します。時計の軸がクルクル早く回ったり、車が走りすぎるような状態を例えます。高メチレーションの場合、SSRI薬をうまく扱うことができず、不安、多動性、精神分裂症性統合失調症、強迫性障害(OCD)、双極性障害などを患うことがあります。また、低ヒスタミンレベル、高赤血球コッパー、血小板ドーパミンとノルエピネフリンのアンバランス、低葉酸、低ビタミンB12の特徴があります。高メチレーションの改善には、下記をお勧めします。
葉酸
ビタミンB12
ビタミンB5
ビタミンB3
*当チームリーダーは、10年以上日本の医師(抗加齢、栄養療法医師、ホルモン治療、予防医学、自閉症医学、脳医学、神経医学、免疫医学含)、歯科医(バイオロジカルデンティスト、アマルガム療法、歯科栄養療法)、栄養士、オリンピックアスリート、コーチ等にコーチング、指導、育成を行っております。ご相談、コーチに関してはいつでもご連絡下さい。
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